そう思ったときには既に全てが遅いのだ。
気持ちは感情に左右されやすい。
それは衝動と同じような気がする。
次会った時に何事も無かったかのように君は笑うんだ。
そうさ、にこにこと笑いながら、話を聞く振りをしてメールをするんだ。
…好きな筈なのにどうしても「好き」って言う言葉が出てこない。
…好きだといえる関係な筈なのに君は何も………
いつしか愛も感じなくなった。
そうして今、君は俺の傍からいなくなろうとしてる。
体を求めたのは久しぶりの事で。
つい暴走しかけてしまったんだ。
俺はリバ。君は両刀。互いに感じるし、お互い感じさせてあげることも出来る。
だから、セクシャルでは一度も喧嘩したことも話したことも無かった。
どうして今になってきりだすかなぁ…?
セックスに求めるのは愛か、快楽か。
彼女は愛が欲しいらしい。でも俺は何も答えなかった。
だって答えたって無駄な時間を過ごすだけだから……
本当はどっちもいらないんだ。
人の温かさに触れていただけ。
だからそのぶんリバっていう立場は便利。
両方の視点から一人の「人間」っていうのを見ることが出来るから。
悩んだときも苦しいときも、一緒に支えあって生きていける位置だから。
でも。
でも、もう無理っぽい。
高望みし過ぎてしまったかも知れない。
彼女はノンケに戻るんだって。
…。………………正直悔しい。
そうやってカミサマは皆俺から奪っていくんだ。
うばって、奪って、いつも目の前に現実が立ちはだかるようにして。
そうして時間だけがただ刻々と過ぎていく。
嗚呼!
人を好きになるってこういうことか、と。
俺は最近気がついた。
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